よくあるトラブルと解決法などを書きます。
新規にプロジェクトを作成するときに、次のようなWizardが現れます。ここで「空のプロジェクト」にチェックを入れると、新しいプロジェクト用のフォルダだけ作られます。自習では、そうするのが望ましいのですが、図のように「プリコンパイル済みヘッダー」にチェックが入っていると、StdAfx.hとStdAfx.cppが自動作成されます。 そうなった場合、これらのファイルは消さないで残しておき、新規に自習用プログラムを作成するようにしましょう。消さなければ問題は発生しません。
StdAfx.*が必要なものをプリコンパイルして、Debugフォルダに置いておくと、その後のビルドが短時間で終わることになります。ヘッダーファイルが複雑で大きな場合は便利ですが、実習の場合には不必要です。
ただし、ないとビルドに失敗するので注意しましょう。このあたりに仕組み(ファイルの間の関係)については、私はよくわからないです。
空のプロジェクトを作成する指定にした例
作成後のスナップショット(フォルダだけでファイルは何もない。)
表記の番号で、「COFF への変換中に障害が発生しました : ファイルが無効であるか、または壊れています。」というエラーメッセージが出る場合は、次のページを参照して、リンカーの設定項目を変更します。(実習では、VisualStudio2008で作成されたgrWinライブラリを使っていることに起因すると思われます。)