ネットワークファイル共有およびファイル転送

共通サーバとして bdpserv.yamanashi.ac.jp を使う。

ネットワーク上のファイルシステムをローカルなファイルシステム(フォルダ)と同様な感覚で扱う方法(プロトコルとアプリ)はいろいろある。

クラウドサービス

Googleドライブ

hiroyasu.toyokiのアカウントの下に「研究室ゼミ」のフォルダがある。

巨大なファイルでなければ、ここに置いて良い。

OneDrive (Microsoft)

アカウントをつくれば個人用のドライブも作れるが、大学のOffice365に備わっている。 大学のアカウントでOffice365にアクセスするとWeb上でのファイル操作が可能であるだけではなく、ネットワークドライブとして使えるソフトをWindowsにインストールできる。 (大きな容量を確保でき、また、学外での利用もできるので便利だと思う。各自、1TBまで置けるようだ。 )

http://sojo.yamanashi.ac.jp/manuals/owa/owa-onedrive-2016/

Linuxサーバとのファイル共有

Web系システム開発のテスト環境を整えるためには必須!

サーバ

共有のためプロトコル(その1) sshfs

もともと対話型通信のためにつくられた暗号化プロトコル ssh (Secure Shell)を通じてファイル共有するのがsshfs(ssh file system)であり、Windowsようには次のようなソフトがある。

WinSshFS (Windows)

インストールがちょっと面倒なのとベータ版のままだったりするところが不安だがオープンソースソフトで自由に使える。

ベースとなるdokanライブラリとWinSshFSのバージョンに相性があり、フリーズした経験があるので、現在のところ、あまり薦めない。

http://www.rouge.gr.jp/~fuku/tips/win-sshfs/ あたりを参考にしてインストールしてみてほしい。

Mac用のsshfsソフト

sshfsのGUIがあるようだ。

http://macfusionapp.org/

を試してみて欲しい。(これはGUIで、sshfsの基本ソフトとしてMacFUSEが必要とのこと。)

Linux用は、別途、下に記す。

Windowsのネットワークドライブ NetBIOS

クライアントがWindowsの場合

全メンバーのUnixユーザ登録はしてあるが、それとは別に(追加で)NetBIOSユーザの登録が必要である。使いたい人は申し出ること。

自分のホーム以下しか見えないので、それ以外の共有領域を見ようとするとsshfsかssh関連のファイル転送ソフトを使う必要がある。

エクスプローラの「コンピュータ」を右クリックし、「ネットワークドライブ割り当て」を実行する。

アクセス先(フォルダ)は「\\8tops.yamanashi.ac.jp\ユーザ名」である。

セキュリティ上学内ネットからの接続のみを許可しているが、VPN (Vertual Private Network, IPトンネリング)を利用すれば学外からも接続可能である。

クライアントがMacの場合

簡単である。プロトコルとしてsmbを選べば良い。

https://pc-karuma.net/mac-mount-windows-share-folder/

あたりを参照すれば良いと思う。

Linuxでのsshfsの利用

Ubuntuでは標準的にはインストールされていないので、インストールする必要がある。

    sudo apt-get install sshfs

マウント

クライアント側で、マウントする空のディレクトリをつくっておく。(下のマウント例では"./8tops")

クライアントとサーバでのユーザ名が同じ場合は

    sshfs 8tops.yamanashi.ac.jp: ./8tops -o idmap=user

する。

"-o"以降はオプションである。ファイルの所有者,グループはそれぞれのコンピュータ上ではuid(userID), gid(groupID)という整数値で管理されている。それぞれは/etc/passwd, /etc/groupに登録されている。sshfsでは、上のようにidmap=userとすると、サーバとクライアントでuidが違っても、双方の対応付け(変換)をしてくれる。ただし、gidの方は、明示してあげないと変換してくれない。

ユーザ名やサーバ側のマウントポイントを明示するには

    sshfs toyoki@8tops.yamanashi.ac.jp:/home/toyoki ./8tops -o idmap=user,gid=1000

のようにする。gidはクライアント上でのgroupID。

マウント解除

fusermount -u (マウントポイント)

ファイル転送ソフト

FileZillaは、インストールした段階で、かな漢字を含むファイル名に対応しているのでおすすめ。

端末ソフトteratermの利用

teratermをインストールする。

teratermでのログインとバッチジョブを走らせた例

ログイン

ホスト名を指定してログイン

実行ファイルがあるディレクトリにcdコマンドで移動

batchを起動し、コマンドを入力

 ps ax | grep java 

下の例では、プロセス番号8120が実行中のプロセスである。