力学の基本概念 — 質量(役者) と 力(役者の間の関係)
時刻tにおける座標をとすると,速度と加速度は,
で定義される.運動方程式は,
である.(は力であり,一般に位置の関数.)
(仕事) = (力) X (動いた距離)
ベクトルを用いて書けば
である.
図のように水平面を物体が動く場合,力の鉛直成分と机からの抗力Nと物体の重力の3つが釣り合っている.大きさの関係は
である.したがって,物体は上下には動かない.
摩擦力fが物体にする仕事は,力の方向と動いた方向が逆であるから,仕事は負である.
Fの作用がおわったとき物体が止まった状態であれば,全体として
つまりトータルとしての物体への仕事はゼロである.
力が一定でないとき,動いた距離を微少量にわけ,微少な距離ごとに足し合わせる.区分の微少極限は積分で表される.
一定ではない力のもっとも簡単な場合として力がxの一次関数である場合を考えよう.
ニュートンの運動方程式を「積分」する.(テキスト170ページ) 黒板でくわしく解説 (数式の上で理解すること!)
結果として,次の節で詳しく説明する「力学的エネルギー保存則」が導かれる.
単位時間あたりの仕事を 仕事率 という.単位はワット J/s である.
補足説明として,基幹科目「人間活動と交通」で使用したスライドを使う.
空気抵抗を減らす一つの工夫として「プラトゥーン走行」というようなものもある.
次週までに行って提出!
章末問題 3, 9, 25, 29, 45
以上5問