基礎物理学 I

  1. 第7章 仕事とエネルギー
  2. 第8章 ポテンシャルエネルギーとエネルギー保存則
  3. 第9章 運動量と衝突
  4. 第10章 固定軸のまわりの剛体の回転
  5. 第11章 転がり運動,角運動量およびトルク
  6. 関連リンク

第7章 仕事とエネルギー

序論 (前置き)

力学の基本概念 — 質量(役者) と 力(役者の間の関係)

時刻tにおける座標をlatex2png equationとすると,速度latex2png equationと加速度latex2png equationは,

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で定義される.運動方程式は,

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である.(latex2png equationは力であり,一般に位置の関数.)

7.1節 一定の力がする仕事

ベクトルを用いて書けば

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である.

図のように水平面を物体が動く場合,力の鉛直成分と机からの抗力Nと物体の重力の3つが釣り合っている.大きさの関係は

である.したがって,物体は上下には動かない.

摩擦力fが物体にする仕事は,力の方向と動いた方向が逆であるから,仕事は負である.

latex2png equation

Fの作用がおわったとき物体が止まった状態であれば,全体として

latex2png equation

つまりトータルとしての物体への仕事はゼロである.

7.4節 変化する力がする仕事

力が一定でないとき,動いた距離を微少量にわけ,微少な距離ごとに足し合わせる.区分の微少極限は積分で表される.

ばねがする仕事

一定ではない力のもっとも簡単な場合として力がxの一次関数である場合を考えよう.

7.5節 仕事とエネルギー

ニュートンの運動方程式を「積分」する.(テキスト170ページ) 黒板でくわしく解説 (数式の上で理解すること!)

latex2png equation

結果として,次の節で詳しく説明する「力学的エネルギー保存則」が導かれる.

7.6節 仕事率

単位時間あたりの仕事を 仕事率 という.単位はワット J/s である.

7.7節 エネルギーと自動車

補足説明として,基幹科目「人間活動と交通」で使用したスライドを使う.

空気抵抗を減らす一つの工夫として「プラトゥーン走行」というようなものもある.

この章の演習問題

次週までに行って提出!

章末問題 3, 9, 25, 29, 45

以上5問